1993年4月1日に開業して25年が過ぎました。ここまでこれたのも患者様方の厚い信頼とご支援の賜物と存じております。思えばいろいろな事がありました。
■開院当初より久留米広域の日曜祝日当番医制度に参加させていただきました。
■開業2年後に病院奥の空き地に自宅を併設し,地域かかりつけ医の必須条件である職住接近により更に仕事に専念できるようになりました。
■個人経営の眼科医院を医療法人化し、院外処方を開始しました。
■社保本人や老人保険の自己負担率の引き上げによって受診抑制がかかり、来院患者数の一時的な落ち込みを幾度も余儀なくされました。
■医療スタッフ全員を正社員として手厚く採用し、毎週木曜のみ17:30より20:00までの夜間診療を開始しました。
■ネット時代に対応すべくホームページを立ち上げました。
■コンタクトレンズの販売基準が届け出制から許可制に替わり販売施設基準の規制が強化された為、眼科入り口横にコンタクトレンズ販売所を設置しました。
■診療報酬請求業務のオンライン化(レセプトオンライン請求)を始めました。
■近視治療のオルソケラトロジーやインフルエンザ予防ワクチンの接種や男性型脱毛症の特効薬であるプロペシア販売を薄利にて開始しました。プロペシアの後発品を採用し、プロペシアの1.6倍の効能を持つザガーロを発売開始しました。
■コンタクトレンズのPOSシステムを採用し、顧客管理・在庫管理・売り上げ等の統計管理が簡単にできるようになりました。コンタクトユーザーの方々の購入履歴や在庫状況や売り上げ推移等が月末や年度末を待たずともリアルタイムで把握できるようになりました。以前これらの分野は人海戦術に頼っていましたが、販売数量が伸びるにつれて管理能力に限界が生じてきました。新システムの採用によって大幅な労力削減と確実な現状把握ができるようになりました。
■2週間交換終日装用ソフトコンタクトレンズに素材革命が起こり、酸素透過性等に優れたシリコンハイドロゲルレンズが登場したため、新世代のレンズへの切り替えをお勧めしています。
乱視用のレンズや遠近両用のレンズも取り扱っています。
■平成22年4月末より外装・内装工事を3週間にわたって施工し、老朽化した箇所を改修しました。平成28年12月に医院南側の外壁の耐震補強工事が完了しました。令和2年12月に病室等の内装工事をしました。
■白内障手術の趨勢が日帰り手術になったため入院患者さんが激減し、一時は病棟閉鎖を検討しましたが、その後遠方からも入院ご希望の方が受診され、現在はほぼ毎週4人の方が入院されるようになりました。入院は片眼3泊4日が基本ですが医療保険の手術給付金の関係上が入院すると外来の場合に比べて手術給付金が2倍拠出される方の場合は0泊1日の日帰り入院もお勧めしております。
■開院当初より夜間はALSOK(綜合警備保障)によりガードしておりましたが、更に入院患者さんと当直スタッフの安全を高めるため、院内に4台の防犯カメラを設置して24時間体制で要所をモニターし、HDDに高画質で録画するようにしました。
他にも様々な出来事がありました。
当院での治療や説明に患者様が納得されお喜びになられるときが私にとって最高の至福のひと時であります。今後もかかりつけ眼科医の責務を果たすべく努力していきたいと思います。
院長:橋本 雅晶
1985年 | 九州大学医学部を卒業 九州大学医学部眼科学教室入局 |
その後 | 九州大学医学部付属病院 福岡市立こども病院 九州厚生年金病院 麻生飯塚病院勤務を経て 福岡県三潴郡大木町にて、清哲眼科医院(現在せいてつ眼科医院)を開業し初代院長に就任 |
1992年9月 | 退職 (後任は、吉岡久春 久留米大学名誉教授) |
1993年4月 | 小郡市にて、橋本眼科医院開業 日本眼科医会会員 日本眼科手術学会会員 日本眼内レンズ屈折手術学会会員 日本医師会会員 福岡県医師会会員 小郡市三井医師会会員 |
現在当院の医療スタッフは医師1名・正看護婦2名・准看護婦2名・コンタクトレンズスタッフ8名、事務長1名・事務スタッフ4名の合計18名で診療いたしております。
人手不足で患者様を待たせることの無いよう最大限の配慮をしております。
受付は完全なオープンカウンター形式で、同時に3名の患者様のアクセスに対応できる構造になっております。
待合室に患者様が多くおられる場合でも他院に比べて待ち時間も少なく、スムーズに診察を終えられたと好評を博しております。
そして医療技術や接遇マナーの向上のため、スタッフ一同、日ごろより研鑽を重ね患者様のご期待に添えますよう努力しております。